Saxophone Quintet Five by Five
待望の1st Album!
ATLAMレーベルから10/29発売!
ATLAM-19103
税込 3,000円 (税別 2,778円)
収録曲
1.Up high above the beautiful rainbow/MALTA (arr.Miho Hazama)
2.Japaldi "春"/A.Vivaldi (arr.Sho Oie)
3.Om bra mai fu/G.F.Handel (arr.Youki Miyakoshi)
4.Remix of William Tell?/G.Rossini (arr.Takahiro KAMAGA)
5.Face to Face/MALTA (arr.Tetsuya WATANABE)
"Five by Five"
曲目解説
Up High above the Beautiful Rainbow
9/19に発売されたばかりのMALTA氏のNew CD「Miracle Rainbow」に収録されている曲。
現代を代表する作・編曲家である狭間美帆氏によるNewアレンジ。今回が初録音。全体を通して、ブルージーでクールなサウンドに仕上がっている。アルトサックス、スティーブチェイをフューチャーしてお届けする。Japaldi "春"
今回のレコーディングにあたり、"Five by Five"のためにアレンジされた曲。タイトルのJapaldiとはJapanとVivaldiを掛け合わせた造語。
そのタイトルが示す通り、一曲を通してヴィヴァルディの春と日本の春にちなんだ名曲が織り交ぜられている。
日本の春の歌をいくつ見つけられるか、探してみてはいかがでしょう?Om bra mai fu
ヘンデルの作曲したオペラ「Serse」の第一幕のアリアであるオンブラマイフ。甘美な旋律が大変美しく、心に沁み渡っていく。サクソフォンならではの暖かな響き、そして同族楽器だからこそできる豊かな響きがこの曲の持つ力を最大限引き出しているように思える。ちなみに、この曲は「世界で初めて電波に乗せて放送された音楽」でもある。Remix of William Tell?
ロッシーニ作曲の名曲、オペラ「ウィリアムテル」を全く新しい発想でサクソフォンクインテットにアレンジした。
バリトンサックスのスーパーテクニック、フラジオ(通常音域より高い音)を使用した印象的な導入部から始まる。その後、怒涛のテクニックが炸裂し、いつしかウィリアムテルのテーマから、グレンミラーの名曲ムーンライトセレナーデに変化する。後半部分は、運動会の曲として耳馴染みのあるテーマを超絶技巧により奏し、まさに徒競走のように一気に駆け抜けて曲が終結する。
全般を通して、サクソフォンの特殊奏法がふんだんに使われている。先に述べた、フラジオ、スラップタンギング(パチンという破裂音)、ダブルタンギング、循環呼吸。
マニアックな方は、そのあたりにも注目してお聴きください。Face to Face
MALTA氏、10枚目のCDのアルバムタイトルになっている曲。サクソフォン五重奏のために、渡部哲哉氏にアレンジしていただいた。今回、初録音。思わず身体が動いてしまいそうになる心地よいビートに乗って、あの名テーマをアルト、テナーと代わる代わる演奏する。曲の途中では、ソプラノ→アルト→テナー→アルトとソロが続けて出てくる。それぞれのカラーにも注目して聴いていただきたい。